コンディショニングが最優先
多くのチームを見てきて思うのは、選手がケガや障害なく、
ベストメンバーで練習や試合に臨めているチームが殆どない、
ということです。みなさんのチームや他のチームの話を聞いても、
思い当たる事があるのではないでしょうか。
ケガや障害の原因として
・オーバーユース
・ウォーミングアップ、クールダウンの不足
・選手の器以上の負荷をかけた練習
・不自然な身体の使い方
・生活習慣の乱れ
・メンタル(イヤイヤ練習に臨んでいる)
などが挙げられます。
「うちの選手はケガが多くて困る」という指導者の声を聞くことが
ありますが、なぜそうなるのかを理解しているか、
そのための対策として何かをしているか、といえば殆どのチームが
何もできていないのが現状です。
だからこそ、選手の健康づくりのために、練習プログラムの組み立てや、
栄養摂取や生活習慣の指導までを徹底して行い、ケガをしない、
ケガをしても回復力の早い身体の選手たちがベストコンディションで
試合に臨めばダントツで勝ちあがっていく可能性が大なのです。
「うちは弱いからもっと練習をハードにせねば!」というのは大間違いです。
環境条件の悪い弱者のチームが、多少練習をハードした所で
強者に太刀打ちできるものではありません。
むしろケガ人が増えるだけになるでしょう。
したがって、「量より質」。効率よく選手の実力を伸ばす練習内容を
プログラムする必要があります。私たちはそのためのツールとして
メンタルトレーニングや、正しい体の使い方など能力を高めるための
"コツ"を指導しています。
ただし、実力を発揮するための公式にもあるように、身体の抵抗が
あることで、本来の力を発揮する事はできませんし、集中力や
イメージトレーニングも正しく行なう事はできません。
様々なチームでアンケートをとった結果では、健康状態を
信号の色で例えると、多くのチームで約70〜80%の選手が
身体が疲労している、だるい、ケガや病気であることを示す
黄色や赤色の状態で、スッキリとした健康状態の青色は
20〜30%しかいませんでした。
効率よく質の高い練習に臨むには、まず選手が健康体であることが
前提条件となります。したがって、選手のコンディショニングをチームの
土台づくりの最優先事項としなければなりません。
また、トレーナーに依存することなく、自分で自分の身体の健康状態を
把握し、自己管理のできる選手に育てることが選手の意識レベルを
高める事にもつながります。
【コンディショニングのポイント】
●練習後のクールダウンの徹底
ウォーミングアップも大事ですが、練習後の身体の疲労は
その日のうちに取らなければ、どんどん蓄積していきます。
練習後にペアストレッチやマッサージを取り入れたチームは
ケガや障害が大幅に軽減しています。もし、そうした時間が
取れなければ、自宅で寝る前やお風呂上りなどにストレッチや
セルフマッサージなどで、その日の疲労を確実に取るように
選手にアドバイスをします。
●質の高い水、塩、カルシウムの摂取
身体の疲労は寝ている間に酸性に傾いた体内を弱アルカリ性に
戻す事で軽減されていきます。体液の構成要素である水、
ナトリウム(塩)、カルシウムが十分に満たされていれば、疲労も
素早く解消され、病気になりにくい、ケガをしにくい健康体で
いることができます。
●生活習慣の意識改革
私たちは、指導において「24時間プロ意識を持て」と選手達に
いつも言います。練習はキチンとしていても、睡眠、食事や
プライベートでの行動が乱れていては、ベストコンディションで
いることはできません。自分の一つ一つの行動が、願望目標達成への
結果へとつながっている事を認識させ、高い意識で日々の生活習慣を
送る気持ちを持たせます。
●正しい体の使い方を身につける
不自然な身体の使い方や、意識を身体に向けて(内向性で)
トレーニングをしていると、姿勢やバランスが崩れてケガや障害の
原因となります。初心者や新入生の指導の際には、正しい体の
使い方を身につけて基礎づくりをしっかりとする必要があります。
●量より質の練習
ただ長く練習をすれば強くなるというわけではありません。
ハード&イージーや休養(積極的・消極的)を取り入れ、
選手達の器に応じて段階を追った練習計画を作成しましょう。
効率のよい練習が無駄な体力の消費を防ぎ、障害を予防します。
また、初期の段階では選手達に「コツ」を覚えさせる事が大切です。
コツを身につけずして量の稽古だけでは無駄な労力になってしまいます。
打つコツ、投げるコツ、走るコツ、蹴るコツなど、それぞれの
競技特性に沿ったコツを身につけ、それを研ぎ澄ませて行く事で
効率よく、選手個々の能力を向上させることができます。
★チーム指導についてのお問い合わせは
S-HEARTS事務局(竹中方)
06-6868-1961
root@s-hearts1.com
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