STEP6 研ぎ澄ませ

●「研ぎ澄ませるとは、質を高める事」


さあ、いよいよ最終ステップの「研ぎ澄ませ」です。

これは、今までのステップ

@コンディショニング

A目標設定

B集中力

C基本技術・コツの習得

D1番化

これら五つを、
それぞれ、より研ぎ澄ませていく事です。

身体にプラスの事を多く取り入れ、マイナスは
できるだけ排除していく。

目標設定は、より明確に、より鮮明に
イメージができるように作成する

練習で、日常で、何事にも集中して
取り組むようにする。
集中力トレーニングを毎日継続して行なう。

基本技術を常に磨いておく。
ひとつひとつのプレイにおいて、
身体の感覚を研ぎ澄ませる。

得意なプレイ、コンビネーションを
より磨き上げ、絶対的な自信を深める

そうして、無駄なものを削って削って、
鋭く尖らせていくんです。

一枚の紙に、鉛筆で穴をあけようと思ったら、
あなたなら、芯の方で刺しますか?
それとも、柄(持つ側)の方で刺しますか?

当然、尖っている先側の方が穴を開けやすいですよね。

そして、その芯の部分も削って削って、
より鋭くするほど、簡単に紙を突き破る事ができる。

先がするどく尖っているほど穴を開けやすい、
つまり、壁を突破しやすくなるんです。

だから、各ステップのひとつひとつをただこなすだけでなく、
より鋭く研ぎ澄ませていく事で、それぞれの「質」が
高まっていく、という事です。

質を高める事で、より効率的に能力を
向上させる事ができるんですね。

ひとつの技術を覚えるのでも、散漫な気持ちで
取り組むのと、1回1回、足先から頭の先まで
気持ちを張り巡らせ、今やる事に全ての意識を
向けて行うのでは、同じ1回でもその「質」は
まったく違いますよね。

例えば、バッティング練習で、
投げられたボールをただ打っているだけの選手と、

「この打席は○アウトランナー○塁でカウント○-○。

打球はセカンドとファーストの間を
抜けるコースをゴロで打つ。

したがって、ボールの上半分を、
これぐらいのタイミングで打つように狙っていく。」

一球一球を、このようなシュミレーションを
イメージしながら打っている選手。

どちらが「質」が高く、効率的に能力を伸ばす
練習をしているかは一目瞭然ですね。

普段の指導において、ここまで細かい設定を
イメージさせて行なっているでしょうか。

ただ長いだけ、きついだけの練習になってないでしょうか。

練習時間がなかなか長く取れないチームこそ、
こうしたひとつのプレイの「質」を高めるような
指導を心がけてみてください。

「質」が高まれば、今まで100回やって覚えられたものが
10回で覚えられるようになるのです。

「研ぎ澄ませる」とは、「質」を高めていく事です。