●トップアスリートへのインタビュー・2

みなさん、こんにちは!

メンタルトレーニング指導・S-HEARTS代表、
「情熱マン」こと竹中洋一です!

今回は、元プロゴルファーで、現在経営者として
バリバリ活躍されておられる佐成美都さんの
インタビューのつづきです。

前回のインタビューはバックナンバーをご覧下さい↓
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000119582


米国でフロリダのプロツアーに出場したり、
日本ではアマチュア時代に東日本レベルでは
優勝し、当時はあの福嶋晃子さんよりも強かった
という経歴をお持ちの美都さん。

スポーツの世界でも、経営の世界でもトップとして活躍する
美都さんの強力なメンタリティの秘訣を、このインタビューの中から
つかんでいただければと思います。

それでは、参りましょう!!

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Q6:アプローチやパターの時の意識の状態
  (方向性・ピント等)を教えていただけますか

ある程度、ボールからターゲット(カップ)に向かっての
動線をイメージした後は、その動線上で、
ボールから10cmくらい先に目標を決め、
実際に打つときにはボールとその目標点を結ぶライン上で
弧を描くことに重点を置きます。

ここからはパターとアプローチで異なりますが、
アプローチの場合は、ボールが着地すべき地点に
かなりの意識を置きます。

そこに落ちるように、と「念じている」
とも言えるかもしれません。(笑)

パターの場合は、アプローチよりも、
ボールの10cm先の目標点が重要で、
それ以外の意識というと、身体能力を最大に発揮するために、
身体の重心を地面の中深くにまで落とすとか、
そういったアドレスの精度を
高めるように意識しました。



Q7:最高のスコアで回れた時の肉体面・メンタル面の状態を
  教えていただけますか

自分の身体が非常に研ぎ澄まされた状態、という感じです。
前述のように、私は身体能力を最大に発揮するための
エクササイズをいろいろしてきましたが、
それが全て良い方向に機能して、身体の不具合が
何一つ感じられない、という状態でした。

例えば、ここが痛いとか、ちょっと張りがあるとか、
そういう点が何もなく、それよりも自分の身体に
何か特別な力が備わって、違う次元に存在するような身体の動きです。

メンタルは、そういう素晴らしい身体の状態・動きに
ひたすら感動して楽しんだ、という感じです。



Q8:スランプの時の対処法や調子が悪い時の
気持ちの切り替え方を教えていただけますか

もうひたすら、「明日の勝利のために今日の屈辱に耐える」
しかないですね。(笑)

気持ちを切り替えるというよりは、
どん底の状態はそれなりに味わった、という感じでしょうか。

悪いときがあるから、そこから立ち直ったときに
大きな喜びがあるんだ、と言い聞かせ、
その復活の瞬間を楽しみにしながら、
苦しいときも地道に頑張った、という感じです。



Q9:プロとアマチュアの違いはどういうところでしょうか

間違いなく、「結果」の重みでしょうね。

やっぱりプロは結果で食べてますからねー
「楽しむことが一番」と言っていたとしても、
やっぱり結果が出てこないと未来がないじゃないですか。

アマチュア時代は良い結果が出ると「よくやった」と言われますが、
プロになると良い結果が出て当たり前なので、
そういう周囲の期待の大きさにプレッシャーを感じることは増えます。

そしてそういう周囲を納得させるには、
「結果」を出すこと以外にありません。



Q10:トップを目指す選手達にアドバイスをお願いします。
最も大切なものは何でしょうか

「誰のために、何のために」やっているのかを
決して見失わないでほしい。

良い結果がずっと伴っている人は心配ないでしょうが、
結果がなかなか出ないで苦しんでいる人の場合、
前述のように、周囲の期待に押しつぶされることもあると思います。

そういう重圧の中で、自分は何のために
そんな苦しいトレーニングをしているのか?

誰のためにこんなに必死に頑張っているのか?

を常に明確にしておくことが大切だと思います。

私は試合で惨敗して親に「みっともない」と怒られたとき、
その結果で一番惨めな思いをしているのは私自身であって、
あなたたちには関係ないでしょう?
と内心強烈に反発したことがありました。

ま、親の援助でプレーしていたので、
実際は関係なくはないんですが、
そういうことを重ねると、
「私はあなたたちを喜ばせるためにやってるんじゃない!」って
思わず言いたくなることもあるんですよね。

やっぱり、周囲の期待との折り合いのつけ方が、
トップ選手と一般の選手との間の一つのラインかなぁーと思います。

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いかがだったでしょうか?

やはり、「結果を出さなければならない」プロの世界は
プレッシャーや周りとのしがらみ等、相当厳しいものがあるようです。

そして、それに打ち勝つための明確な目的意識、
そして日々の心と身体への細心の心配りなどは
私たちにも大いに学ぶべき所があると思います。

こうしたトップの方たちから私たちが学ぶものは、
フォームや使っている道具などではなく、
競技に対する心構えや、取り組む姿勢を学ぶ事が
最も大切な事だと思います。

これからも、こうした機会があれば、
どんどんとインタビューをして、またみなさまに
お伝えしていこうと思います。

美都さん、ありがとうございました!